筋トレのウソ?ホント? · 研究で確かめる
筋トレをすると、
体がかたくなる?
「筋肉をつけると体がかたくなる」「柔らかくするには、ストレッチをしないといけない」と思っている人もいます。筋トレと体の柔らかさ(関節の動く範囲。可動域と呼びます)を調べた研究を見てみましょう。
結論
ウソ
重さを使った筋トレを続けると、可動域は広がりました。広がり方は、ストレッチと比べても差がありませんでした。ただし、自分の体重だけの筋トレでは、はっきり広がりませんでした。
エビデンスレベル:高い(研究のまとめが2件あり、結果がそろっている)筋トレとストレッチを比べた研究
筋トレで可動域が広がり、ストレッチと差はなかった
健康な人で、筋トレを続けたあとの可動域を調べた55件の研究のまとめです。筋トレで可動域が広がりました。ストレッチと比べても、筋トレにストレッチを足しても、差はみられませんでした。ただし、自分の体重だけの筋トレでは、はっきり広がりませんでした。運動の習慣がない人ほど、大きく広がったという結果です。
PubMed で見る筋トレとストレッチで、可動域の広がりに差はなかった
11件のランダム化試験(くじ引きのようにグループを分けて比べる試験)をまとめた研究です。筋トレとストレッチで、可動域の広がり方に差はありませんでした。ただし、研究のやり方や、調べた人(健康な人と病気のある人)はばらばらでした。
PubMed で見るじゃあ、どうする?
- 重さを使った筋トレを続ける:ダンベル・バーベル・マシンなどの重さを使った筋トレを続けると、柔軟性も上がると考えられます。
- 自分の体重だけの筋トレは、はっきりしない:研究のまとめでは、自分の体重だけの筋トレで、可動域がはっきり広がるという結果は出ていません。
- ストレッチは好みで足す:ストレッチを足すかどうかは、伸ばしたい場所や好みで決めてかまいません。
エビトレには、ストレッチ図鑑があります。ストレッチやフォームローラーなど34種を、やり方・研究の中身・動画つきで紹介しています。図鑑は無料で使えます。
エビトレを見るこの記事は研究の内容をまとめたもので、医療ではありません。持病のある方や痛みのある方は、医師や専門家に相談してください。(2026年10月 時点の研究にもとづきます)